第21章 引きこもり

第21章 引きこもり

セバスチャンは頭を上げ、数回瞬きをして辺りを見渡した。座ったまま眠っていたせいで背と首筋がひどく痛んだ。横を見ると、アンダースはまだ丸くなった姿勢のまま眠っていて、ゆっくり静かに呼吸をしていた。彼が目覚める時には、セバスチャンよりさらに痛みを感じるのは間違いなさそうだった。

彼は立ち上がって伸びをすると、廊下へ通じる扉を開けて外を覗いた。通常の二人一組の代わりに四人が警護しているのは驚くことでは無かった。衛兵の一人に、隊長のセリンに彼が目覚めたことを伝えるよう命じると、呼び鈴を鳴らして朝食の用意をさせ、それから適当な服に着替えるため寝室に‐もちろんそこにも衛兵が居た‐移動した。

召使いが、いつものように彼一人には十分過ぎる量の豪勢な朝食を並べ始めた。セバスチャンはソファのところへ行った。

「アンダース、起きろ……食事だ」と彼は静かに言った。
男から返事は無かった。彼は手を伸ばすと肩を叩き、それから揺すってみた。やはり何の反応も、男からは戻ってこなかった。

彼はソファの端、メイジの隣に座り両手でアンダースの頭を抱えると、膝からゆっくり起こした。彼の筋肉は柔らかく弛緩していて、何の抵抗も無く簡単に動いた。彼は目を開けたまま、何も見えないかのようにただ遠くを見つめていた。

「アンダース?おい、心配させるなよ」と彼は言った。何の答えも戻って来なかった。
「アンダース?」

やはり反応は無かった。メイジはゆっくり平坦な呼吸をしていて、しばらくすると一つ瞬きをしたが、やはり周囲の状況に気づいた様子は全く無かった。セバスチャンは眉をひそめると、ゆっくり男の頭を膝に戻してから急いで扉に向かい、別の衛兵に診療所からドゥーガルとシスター・マウラを急いで連れてくるように伝えた。

彼らは速やかにやって来た。セバスチャンは昨晩何が起きたか大まかに話をして、彼らがアンダースを調べるのを側に立って見ていた。ドゥーガルは頭を振り、当惑しているように見えた。
「身体的には彼には何の異常も見当たりません」と彼は言った。
「精神的に酷い衝撃を受けた後で、このような状態となった人々を一度か二度見たことがあります。私が知っているのは、彼を温かくしてやって食事を摂らせ、自ら目覚めるのを待つしか方法が無いと言うことです」

シスター・マウラも頷くと、考え深げに言った。
「このような症例を一度聞いたことがあります‐男達にひどい虐待を受けた女性ですが、彼女はしばらくの間このように、何の反応も示さなくなりました。まるで『夢遊状態』に有るかのようだったと、彼女の面倒を見たシスターが語ってくれたのを覚えています。その女性は数日後にようやく目覚めましたが、その時には何が起きたか全く記憶に無かったそうです」
「そのシスターが言うには、ひょっとすると患者の心が治癒する間、あるいはその個人が十分安心だと感じるまでの間、心が自ら引きこもるのでは無いかと。鎮静剤は役に立つかも‐でも詳しいことは判りません。教会に戻って、医療関係の蔵書を調べることも出来ます。ここに持ってきた本より詳しいことが判るかも」と彼女は提案した。

「そうしてくれ」セバスチャンは同意した。
「ここにも相当な規模の図書室があるから、もし教会で参考となる本が見つからなければ、ここの司書を紹介しよう。関係のありそうな本を探す手伝いをしてくれる」

彼女は頷くと急いで立ち去った。

「他に何か出来そうなことは無いか、ドゥーガル?」とセバスチャンは尋ねた。

ドゥーガルは頭を振った。
「いいえ、彼が自ら回復するまで、居心地良くさせてやって待つしか有りますまい。回復するならですが」

セバスチャンは頷いて言った。
「ともかく、居心地の点で出来る事を探すとしよう。とりあえず彼はここに寝かせておくのがいいだろうな、警護もしやすいし。しかしソファーの上よりは寝心地の良いところへ動かす必要があるだろうし、多少なりとも食べ物と飲み物を摂らせないと」

彼は再び呼び鈴を鳴らして召使いを呼び、寝床を探して彼の寝室に持ってこさせるよう言いつけると、それまでの間にドゥーガルと彼で、メイジをソファの上にまっすぐ仰向けに寝かせた。

それから衛兵隊長セリンが到着した。彼は昨晩からほとんど眠っていないように見えた。セバスチャンは朝食の席に戻ると、隊長に一緒に食べるよう促した。セリンはカップに紅茶を注いだが食事の方は断った。セバスチャンは自分の皿に料理を取りながら、ドゥーガルを呼び、アンダースに食べさせられそうな物を何でも持ってくようにと言うと、それから椅子に腰掛け直してセリンの報告を聞いた。

「数時間前に、連中がどこから城の敷地内に入ったかようやく発見しました」とセリンは説明を始めた。
「どうやら城壁をよじ登ったようです。番犬の一匹が、先端にかぎ爪を付けた、結び目のあるロープが茂みに隠されていたのを発見しました。その周囲の壁を我々が調べたところ、胸壁部分に新しいひっかき傷が残されていました。それと、別の衛兵が一人行方不明と判り調べました所、彼らが侵入したと思われる壁の場所と庭との間の茂みに死体が隠されていました。彼はその周辺を一人で巡回することになっていました。連中は彼の不意を突き、叫び声を上げる暇も無く殺した物と思われます」
険しい顔でセリンは報告した。

「すると、昨晩衛兵の内三名が、その連中に殺されたということか」とセバスチャンは怒りを見せて言った。

セリンは頷いた。「その通りです、サー」

セバスチャンは顔をしかめると、大きく口を開けてジャムを載せたスコーンを囓り、かみ砕きながら紅茶で飲み下して言った。
「この一件、真に不愉快」改めて言うまでも無い事であったが。

セリン衛兵隊長も同意して頷いた。

「傭兵達からは他に何か判ったか?」とセバスチャンは尋ねた。

セリンは首を振った。
「まだ役に立ちそうなことは何も。彼らは単に雇われただけで、ほとんど仕事については聞かされていなかったようです‐城から手配中のアポステイトを連れ出す。その後はテンプラーが面倒を見る。途中の衛兵を片付けるのと、そのアポステイトを取り押さえた後に、彼を運ぶための人手として雇われたと。生き残ったテンプラーはまだ話すことを拒んでいて、殿下とのみ直接話をすると言い続けております」

セバスチャンは頷いた。
「判った。行って少し休め、時間があればな。後で大教母様が到着した後、そのシーカーと思われる男と話をする時には、同席して貰いたい。教会から何時彼女が来られるか連絡はあったか?」

セリンは再び首を振った。
「いいえ、求めに応じて伺いますとだけ」と彼は言うと礼をして立ち去った。

セバスチャンは立ち上がると、ドゥーガルがアンダースに食べ物か飲み物を摂らせようとしているところに戻った。
「上手く行きそうか?」と彼は静かに尋ねた。

ドゥーガルは頭を振って眉をしかめた。
「あまり上手くは……彼が飲み込もうとしないのです。ひょっとするとシスター・マウラなら、どうやって食べさせるか知っているかも……」

「私もやってみよう、病人の介護は以前やった事がある」とセバスチャンが申し出た。
「彼の身体を起こすのを、手伝ってくれ……」

ドゥーガルは驚いてセバスチャンの顔を見つめると、慌ててアンダースの頭と肩を支えて持ち上げた。
「あなたが病人の介護をしなさったと?殿下が!」

セバスチャンはにやりと笑うと姿勢を変え、アンダースの背後から胸で彼を支えるように座った。片腕を彼の上半身に回して支えとし、その手で顎と喉を覆うと、もう一方の手を伸ばした。
「紅茶を取ってくれ」と彼は言った。
「もちろん‐知っての通り、教会には大公殿下なんて居ないからね。宣誓をし、修習生になった後は、あちこち出かけては善行を行った‐病の者、年老いた者を助けて、必要に応じて骨の折れる仕事を代わりにやった。盲人に本を読むとか、もちろんスプーンで食事を摂らせたり、おまるを空けに行くのも随分やったよ」

ドゥーガルは顔に笑みを浮かべた。
「どうも、あなたが貧者の世話をするところが想像出来ませんな」

セバスチャンは彼をちらっと見て同じく笑みを浮かべると、アンダースの口元がよく見えるように頭を傾けた。彼は男の口を少し開けさせると、紅茶のカップを唇に当て、少しばかり流し込み、男の頭を後ろに傾けて、喉を擦るように指を動かした。
「さあ、アンダース、紅茶を飲むんだ」彼は静かに言うと、再び喉を指で撫で下ろし、それからアンダースの喉の筋肉が僅かに動くのを見て微笑んだ。彼の口元から少しばかりこぼれたが、大部分は喉を通って落ちていった。
「いい子だ」彼はそう言うと、メイジの頭を元の位置に戻して、口を開け二口目を飲ませた。

ようやく彼らがマグカップ約半分の紅茶と、牛乳に浸して柔らかくしたパンを数切れアンダースに食べさせたところで、扉の方から物音が聞こえ、表の衛兵の一人が入ってきて言った。
「失礼致します、殿下。大教母様がご到着です」

「ここにお通ししてくれ」とセバスチャンは頼んだ。
「それとセリン隊長に連絡して、昨日の囚人もここに連れてくるようにと」

衛兵は頷くと立ち去った。

「代わりましょうか、サー?」とドゥーガルが心配げに尋ねた。

「いや、このままで良い」とセバスチャンは堪えた「パンを浸したのをもう一切れくれないか?」

数分後にドアが開き、大教母とお付きのシスター達が現れた。セバスチャンは、シスター・マウラが同行しているのを見ても特には驚かなかった。

「立ち上がらない事をお許し下さい、閣下」と彼は言い、彼女の方へ深々と頭を下げた。
「少しばかり取り込み中ですので。ドゥーガル、大教母様に椅子をお持ちしてくれ」

ドゥーガルが急いで椅子を取りに行く間にも、グリニスはアンダースの方へ近づくと怪訝な顔で見下ろした。彼女は椅子には座らず、ソファの端に腰を下ろすとアンダースの片手を取って脈を感じ、それから見開いたままの瞳を覗き込んだ。

「包帯で目を閉じさせた方が良いでしょう」と彼女は告げた。
「こういう状態では、適切な湿り気を保つのに必要な瞬きが十分出来ないかも知れません」

セバスチャンは彼女を怪訝そうに見た。
「このような状態のことをよくご存じなのですね」

「悲しいかな、その通りです」彼女は頷くと、扉の側で寄り集まったお付きの人々を振り返った。
「私の鞄を持ってきて下さいな、マウラ」と彼女は頼み、セバスチャンの方を振り返った。

「今まで三人の例しか見たことはありませんが、いずれの場合も精神的に深刻な衝撃を受けるような出来事の後に起こっています。内二人は、その事件のすぐ後に。一人は最終的に回復しましたが、別の一人は時が経つに連れて次第に反応が薄れ、やがて衰弱して亡くなりました。三例目はその数年後に、その衝撃的な出来事の記憶が強く蘇った際に起こりました。その者も、しばらく後に回復しました。シスター・マウラが話した内容から想像するに、彼の場合は三例目に当てはまるようですね?」

「はい」セバスチャンは同意した。
「彼は昨晩肉体的に傷つけられた訳では有りませんが、恐慌状態に有ったとしか思えません。その後、私がしばらく手当てをしていると一時回復したように見えて、その後眠り込みました。しかし今朝になると、このように目を覚まさなくなりました」

グリニスは頷くと、マウラが持ってきた鞄の中から小さなガラス製のバイアルを取り出した。少しばかりの液体と何かの結晶が一杯に入っていた。
「芳香塩*1ですよ」彼女は蓋の瓶を開け、アンダースの鼻元に近づけながらそう言った。しばらくするとアンダースは引きつったように顔をしかめた。彼女は満足げに頷くと蓋の瓶を閉め、鞄に戻した。
「彼は飲み込むことは出来ますか?」と彼女は尋ねて、まだセバスチャンが片手に持っていた紅茶のカップを見た。

セバスチャンは頷いた。

「喉をさすってやった時だけですが」

彼女は考え深げに頷いた。
「さて、彼は完全に反応出来ない状態では無いようですし、食物を摂らせることも出来る。丁寧に世話をしてやれば、恐らく時が経てば回復するでしょう」

ちょうどその時、扉をノックする音が聞こえ、それから衛兵隊長セリンと囚人、更に二人の衛兵が後ろに付き従って入ってきた。囚人は体格の大きな幅広の肩をした男で、白髪の交じった灰色の髪、顔には鼻梁に掛かる傷跡があり、ほとんど黄色に見える明るい茶色の目をしていた。彼の鎧と武器は取り上げられ、詰め物の入ったシャツとレギンスだけを着ていた。彼はソファの側に居る人々を鋭い目つきで見回すようであったが、それから頭を後ろに反らせ横柄な態度で顎をしゃくった。

「大教母グリニス。ブラザー・ヴェイル」と彼は言った。
「私はシーカー・レイナード。尋問のため、アポステイト・アンダースを私の監督下に置くことを要求する」

セバスチャンはこの男のあからさまに不遜な態度に、急速にいらだちが募るのを感じた。

グリニスは男達の一団が入ってきた時に立ち上がっていた。彼女はシーカーの言葉を聞いて眉をつり上げると鼻を鳴らして、ドゥーガルが持ってきた椅子に腰掛け、背筋をまっすぐに伸ばした。
「シーカー、私の見る所では、現時点のアポステイトの状態からすると、質問に答えることは非常に困難な様ですよ」
彼女はそう言うとアンダースに向けて頷いて見せた。

シーカーはその方を見て僅かに眉をひそめると、肩をすくめた。
「酔いなどすぐに覚める」と彼は鋭く答えた。

「酔っているのではない」セバスチャンが切り返した。
「もし彼が正気だったとしても、昨晩のような犯罪行為を冒した後で貴様の監督下に彼を引き渡したりはしない」

レイナードは背筋を伸ばすと、唇を歪めて言った。
「ブラザー・ヴェイル、チャントリーの法に則った取り調べに対して、お前の愛人を匿うことは出来んぞ……」

愛人だと!」セバスチャンは激怒して、突然立ち上がったため危うくメイジの身体は床に転げ落ちそうになり、ドゥーガルとシスター・マウラが慌てて彼の身体を支えた。
「アンダースは私の監督下にある囚人だ、愛人などでは無い!それにもし、貴様が城門に現れて身分を明かしていたら、私は間違い無く彼を尋問させていただろう。その代わりに、貴様は私の城に押し入り、何人もの部下を殺害し、メイジを極度に恐れさせ昏睡状態に陥らせた。今の状態の彼からは何の返答も得られぬだろうな、それが貴様の行動の結果だ、レイナード!」

「言葉に気を付けろ、私はシーカー・レイナードだ、ブラザー・ヴェイル……」

「ならば私の方も正しい肩書きで呼んで貰おうか」セバスチャンは腹立たしげに返した。
「貴様に対してここに居るのはヴェイル大公だ」

男の顎が固く閉じられ、両端の筋肉がしばらくの間引きつるように動いた。それから彼は短く頷いた。
「ヴェイル大公。私は単に、チャントリー内部での我々の上下関係を思い出して頂こうとしたに過ぎない。私はヴァル・ロヨーのディヴァイン自ら与えられた権限の元行動している、それ故にあなたは私に協力する事が義務であり……」

「私に貴様に従う義務など無い、シーカー・レイナード」セバスチャンは言い返した。
「貴様は私に対して何の権限も持ちはしない。貴様達は世俗の権力に、私に協力を依頼する事は出来ても、強制は出来ん」

「セバスチャン……」心配げに眉をひそめてながら、グリニスは静かに言った。

彼は深く息を付くと、この不遜で傲慢な男に対する怒りを納め、冷静な態度を取り戻した。
「貴様に私の協力を要請するいかなる権利があったにせよ、昨晩の行動によって全て失われた」と彼は吐き捨てた。
「貴様の冒した犯罪行為、私の部下の殺害に対してこの場で絞首刑を宣告しないのは、ひとえに貴様がシーカーであるからに過ぎない。貴様を国境まで護送し、そこで所有物を返して釈放する。命が大事なら、スタークヘイブンに戻ってくるな。二度目は無いと思え。私はディヴァインに対して、貴様の行為を非難すると共に、その行動が引き起こした死に対しチャントリーの権限に基づいて適切な処罰を求める書簡を送る。衛兵隊長セリン、彼を連行して国境から放り出すように」

セリンは表情を硬くして頷くと、男を連れ去った。彼はセバスチャンよりも更に、この男を自由にするのが気に入らないようだった。一方、シーカー・レイナードは怒りのあまり今にも卒倒しそうに見えた。

セバスチャンはしばらくその場に立ち尽くし、鼻をつまむと、ようやく大教母の方に顔を向けた。
「申し訳ありません、閣下、私は……いさかか激怒してしまったようです」

小さな‐本当に小さな‐笑みがグリニスの唇の隅に浮かんだ。
「どうやらそのようですね」と彼女は素っ気なく言うと、顔をしかめた。
「これは全く良い徴候ではありません。チャントリーが、あのメイジを追ってシーカーを寄越す事までは理解出来るとしても、彼を逮捕するためにあなたの城に侵入し、無辜の人々を殺害するなどとは……そのような行為まで考慮するほど、彼らは必死なのに違い有りません。あるいは、このシーカー・レイナードなる男が大馬鹿者なのか。その場合においても、何故そのような不適切な男をこの任務に付かせたか、考えざるを得ません」

「恐らく両方が正しいかと‐レイナードは愚か者で、かつ彼らは必死になっているのでしょう」セバスチャンはそう推測し、溜め息をつくとアンダースを見下ろす場所に移動した。彼はグリニスが十分瞬きが出来ないと目が乾いてしまうと言った言葉を思い出し、手を伸ばしてメイジの見開かれた目を閉じた。

「このような状態になった患者を見たことがあるとおっしゃいましたね。アンダースの手当てについて、何か他にご提案はございますか?」と彼は尋ねて、彼女の方を振り返った。

グリニスは彼に向かって温かい笑みを浮かべた。
「はい、幾つかありますよ。マウラ、また私の鞄を持ってきて下さい……」


*1:炭酸アンモニウム塩に、他の芳香を持つ香料を加えたもので、古くから気付け薬として使われた。現代でもスポーツの試合で昏倒した選手などに使われることがあるそうだ。香料としては、揮発性の芳香を強く放つユーカリ油が加えられることが多いらしい。この時代なら、同じくモノテルペン系のジュニパー(杜松)油だったかも知れない。

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