第34章 冬の旅


セバスチャンは気がかりそうに眉をひそめながら、アンダースのコテージの大部屋を横切り、屋根裏の書斎へ続く階段を上がっていった。そこからでもフェンリスの低い声が話しているのが聞こえたし、彼とアンダースが共に働いているのも判っていた。犬が一声吠え、フェンリスの声が途切れたのを聞いて彼は速やかに表情を改めた。

「私だけだ」と彼が言って、階上に着くとそこに座っている二人の男に向かい、にこやかな笑みを浮かべた。フェンリスは礼儀正しく頷いて見せ、そしてアンダースは……顔を輝かせ、立ち上がりこそしないものの、明らかにとても喜んだ様子で机の向こうからセバスチャンを見ていた。フェンリスが疑惑を彼に伝えてからメイジの元を意図的に訪れたのはこれでまだ三度目だったが、顔を見た時に毎回アンダースが浮かべるひどく嬉しそうな表情は、彼にエルフの疑いが正しいと信じさせるに充分だった。

ガンウィンはあたりを飛び跳ね、彼を見て興奮しているようで尾を激しく左右に振っていた。彼は犬の耳を撫でてやると奥へ進んだ。ハエリオニは、アンダースの机の前に伸びていたが彼を見て頭を僅かに上げただけで、中断されたうたた寝を再開した。

「君達がどうしているか、見に来ようと思っていたのだ」とセバスチャンは言うと、椅子を見つけて座った。ガンウィンはお気に入りの椅子に彼が座ったのを見て、もう一回頭を撫でて貰った後、フェンリスの長椅子に飛び乗って身体をねじ込み、クッションに覆い被さって頭をエルフの方に向けると、鼻先を彼の脚に触るか触らないかの所に伸ばした。

「まだ二人で殺し合ってはいないな」とフェンリスは素っ気なく答えた。フェンリスは犬がすぐ側に居ることに気づいたようなそぶりは全く一切見せなかったが、しかし話をしながら彼はそっと手を伸ばして犬の耳の後ろを掻いてやり、ガンウィンを喜ばせた。

「それで、何か進展はあったか?」とセバスチャンは尋ねた。

「ああ、多少ね」とアンダースが答えると、彼の前にあるかなりの厚み紙束を指した。
「少しばかり横道に逸れてるけど。大教母が僕に貸してくれた本には、フェンリス程テヴィンターの権力の中枢近くに置かれていた者の話は一冊も無いと言うことに気が付いてね。彼らが聞き取った事柄のほとんどは田舎の屋敷から逃げだした下っ端の兵隊や奴隷からで、街に住んでいた人々ががほんの少し、マジスターと直接関わり合ったことのある者は本当に僅かだ。一人だけマジスターの家付き奴隷からの話があったけど、彼は滅多に使われることのない人里離れた荘園で人生の殆どを過ごした後、マジスターと客の間で起きた血生臭い決闘をきっかけにスタークヘイブンに逃げてきたというだけだ」

「ああ……すると君は同じような聞き書きを、フェンリスの体験から書いているのか?」とセバスチャンは尋ねた。

アンダースは頷くとニヤッと笑った。
「その通り。これを書き終えたら大教母に送って、そこの図書室に加えて貰おうと思っている」と彼は言うとフェンリスの方に視線を向けた。
「僕はフェンリスに、彼の知見はとても珍しいから、きっと彼女はそれを複製してあちこちの大きな教会の図書室に送り、コレクションの一冊として加えさせようとするだろうと言ったよ。ミンラソウスから聞こえてくる話と言えば、彼らが聞かせたいと思うこと以外は殆ど無いからね。マジスターの残酷な一面の詳細なんて絶対聞こえてきやしない」

セバスチャンはエルフの方に振り向いた。
「君の言葉が書き留められて、こんな風にあちこちに広まるのは構わないのか?」と彼は興味深げに尋ねた。

フェンリスは肩をすくめた。
「実のところ俺は幾分、その考えに興味をそそられた」と彼は考え込む様子で言った。
「どこか別の場所にいる人々が、その本の複製が送られた所ならどこででも、それも今だけでなく数十年後にでも、テヴィンター・マジスターのやり方に付いて俺が語った言葉を読むことができる……まるで何かの魔法のようだな」

セバスチャンは微笑んだ。
「そんなところだな。私の図書室には、数世紀前に死んだ人々の思想や行いを我々に知らせてくれる書物が沢山ある……偉大なる思想家と、とんでもない大馬鹿者の両方についてね」

フェンリスの唇が歪み、微かな笑みを浮かべた。
「俺は少なくとも、大馬鹿者と思われるのはごめんだ」

セバスチャンは鼻を鳴らして笑った。
「我が友に限って」彼は言うと、アンダースの方を振り返った。
「診療所の方はどんな様子だ?まだ忙しいか?」

アンダースは肩をすくめると椅子にもたれ掛かった。アッシュは彼の腕の中に居たが、もう子猫めいた所はすっかり無くなり、長い足と細身の体つきの優雅な猫に変貌していることにセバスチャンは気がついた。
「今のところはまた落ち着いてきている、アンズバーグの避難民の一番ひどい時期は何とかやっつけたようだ」と彼は言った。

「結構」とセバスチャンは言った。
「そこのメイジとテンプラーを送った砦へ私も足を運ぼうと考えている、彼らが上手くやっているかどうか見に行くために。君達二人にも来て貰いたい」

「いつ頃に?」フェンリスが尋ねた。

「明後日だ、午前中に出発する」

フェンリスは頷いて言った。「了解だ」

「アンダース?」とセバスチャンは彼の方に振り向いて言った。

「もちろん、その、馬に乗らなくて良くて、猫を連れて行けるのなら」

セバスチャンは面白そうに笑った。
「もしそうしたければ犬だって連れて行けるさ。砦に送る援助物資を積んだ荷車も何台か一緒に行くから、そこに乗ればいい。砦には一晩か二晩、どれだけ長く居たいと思うかによるが、泊まることになる。フェンリス、君は馬に乗れるか?」

「いや、乗ったことはない。俺は歩いていく」

「全部は駄目だ」とアンダースは断固とした口調で言った。

フェンリスは鼻を鳴らしたが、渋々同意して頷いた。
「全部は歩かない。俺も必要な時には荷馬車に乗ろう」

セバスチャンは眉をひそめて考え込んだ。
「我々が砦から戻ったら、君達二人に乗馬の訓練を受けさせるべきかな。私がどこかに出かけ、君達二人についてきて欲しいと思った時に、いつも荷車や馬車が同行するわけでは無いし、徒歩で付いて来られる速度で旅をするとも限らないからな。しかしその話は戻ってからにしよう。今日のところは、私の部屋に戻って昼食を取りながら今度の旅の話をしようじゃないか?」


フェンリスは鎧の最後の留め金を止めて肩を回すと、それからしばらく全身を様々な方向に大きく捻り、いつもの鎧の馴染んだ感触に笑みを浮かべた。彼の鎧が修理されて戻ってくるまでに予想したより随分長く掛かった理由は、一つではなく三揃いの鎧として戻って来たためだった。完璧に修理された彼の元の鎧と、新しい二揃いの鎧。一つはヴェイル家の衛兵とお揃いの色で、もう一つは金で縁取りされた白と銀色、セバスチャンの鎧と同じ彩りだった。フェンリスが過分な贈り物とその派手派手しさに抗議した時、愉快そうな顔をした大公は礼装用だと言ったものだった。

彼は今日のために二番目の鎧を着ようかと考えていた、そうすれば彼はセバスチャンの護衛達に溶け込むことになるだろう。しかし代わりに、彼の元々の鎧を着ることにした。使い込まれた革の方が新しい鎧の固い革より着心地が良かったうえに、彼は果たして自分が彼らに溶け込みたいと思っているのかどうか、まだ完全に確信は持てなかった。

側の刀掛けから彼の剣と留め具を取って鎧に取り付けると、彼はセバスチャンの部屋へと急いだ。セバスチャンが前日にこの日は朝食に付き合うよう言っていたため、メイジと犬達は既に到着していた。大きな犬は彼を見ていつもの喉音を鳴らし、ガンウィンは彼の方へ走ってくると、尻尾を激しく振り回してながら彼の足元から脚の匂いを嗅ぎ回った。彼はこの動物は無視することにして、テーブルのいつもの席に着いた。

メイジはやや落ち着かない様子で彼に頷いたが、食べるのに忙しくてそれほど彼の方に注意を払っていないようだった。アッシュは彼の膝の上で、時折アンダースが与えるベーコンや卵の欠片を上品に食べていた。フェンリスも自分の皿に朝食を盛ると手際よく食べ始めた。彼はふと、セバスチャンはどこに居るのだろうと思った‐普段は、彼が到着する前に大公は席に着いていた。

彼は食べながらアンダースの方をちらりと見た。今朝のメイジは、普段にも増して明るく朗らかな様子に見えた。間違いなく、セバスチャンに同行して今日から数日間城を離れるのを楽しみにしているのだろう。それに、彼の仲間のメイジと出会うことも…こちらは、フェンリス自身にとっては決して嬉しいことでは無かったが。

最初に、このメイジがセバスチャンに……執着しすぎているのではという疑いを持った時、彼がそのことを気に病むというのは、彼自身にとっても予想外だった。セバスチャンに彼の意見を伝えてからようやく、何故それが気に掛かるのかを彼は悟った。アンダースの症状は、それまで彼は奴隷の中にしか見たことがないものだった。

彼はそれから、カークウォール時代にアンダースが一度ならずメイジの窮状を奴隷制度と比べた時に、それがどれほど彼を苛立たせたかを思い出していた。男の言葉は全く忌々しい誇張以外の何物でもないと当時の彼は信じて疑わず、ひどく不快で苛々するものだった。しかしそれでも……メイジとしてのアンダースの体験が、最も酷い虐待を受けた奴隷において見られるものと何ら変わらない程の痛手を、彼の精神に与えているのは明らかだった。
ほとんどのメイジに与えられる環境は、ほとんどの奴隷が望むべくも無いものだということをフェンリスは知っていた‐十分な食事、暖かい衣服、厳しい天候から守られた住処、教育の機会、それどころか学究に時間を費やすことを奨励すらされていた。しかし生活環境の快適さ、あるいはその欠如は、奴隷であるということとは何の関係も無かった‐彼自身の生活環境は、仲間の奴隷達より遙かに快適であったのは間違い無かったし、帝国の自由民が享受できる環境さえも上回っていたかも知れなかった‐しかしそれでもなお、当時の彼は奴隷以外の何者でも無かった。

今までの所、彼らの討論は主にテヴィンターに関して、そこのメイジ支配の社会がどのように動いているかに焦点が当てられており、とりわけ彼らが自ら考え出した、マジスター達の中での日常生活に関するフェンリスの記憶を文章として書き起こすという課題に二人は没頭していた。これまでは、アンダース自身の過去について話し合うのは避けていた‐メイジはその話題に触れたくないように見えたし、彼も強いて聞こうとはしてこなかった。しかし、あるいはそうすべきだったのかも知れない。この男の人生がどのような物であったのか知りたいと、ますます彼は思うようになって来ていた。それでも、このメイジが語るサークル・メイジとしての、その後はアポステイトとしての人生について聞くのを、彼自身が楽しみにしているのか、それとも恐れてるのか、確信は持てなかったが。

扉が開き、セバスチャンが急ぎ足で入ってきた。既にいつもの鎧に着替えていたが少し髪が乱れていた。
「遅くなった」と彼は言うと、自分の席に着いて素早く朝食を更に盛りながら彼ら二人に笑いかけた。
「先に馬を選びに行っていたのだが、思ったよりも時間が掛かってしまった。荷車はもう積み終えているから、一時間以内には出発できるようにした方がいいだろう」

フェンリスは頷いた。アンダースは僅かに眉をひそめた。「天気はどうだい?」とメイジは心配そうに尋ねた。

「寒いが、良く晴れている。少し風がきついな。後から雲が掛かって雨になりそうだが、運が良ければそれまでに砦に着けるだろう」とセバスチャンは答えた。

彼らは朝食を食べ終えるとすぐに、それぞれの部屋に戻った。アンダースはコテージから冬服と外套を持ち出し、フェンリスも自分の部屋に戻ると、少しばかりの替えの下着と寝間着*1を小さな袋に放り込んだ。最後の瞬間に、彼は羊革のスリッパをベッドの下から取り出すと、それも袋に詰め込んだ。歩いている間は寒さは気にならなかったが、持っていても悪くは無かった。念のためだ。

彼は急いで廊下を駆け抜けると階段を下り、天守の玄関口と正門の間の中庭に出た。そこには既に、各々四頭の引き馬が付けられた三台の荷馬車が待機していた。衛兵の一隊も同様に、先頭には騎乗兵、その後ろに徒歩の衛兵達が弓と長剣で武装し、荷馬車の左右に沿って並んでいた。

彼はしばし玄関の側でためらい、この隊列のどこに入るべきかと考えていたが、その時セバスチャンが天守から現れた。アンダースが彼の後ろに付き従い、犬達はメイジの側に、そして彼の肩に掛かった大きな袋からは猫が顔を覗かせていた。セバスチャンはアンダースが三台目の荷馬車に犬達と一緒に乗り込むのを見届けると、馬の世話係から手綱を受け取った。彼の馬はかなりの大きさの栗毛で、赤みを帯びた毛はセバスチャン自身の髪とほとんど同じ色をしていた。彼は鞍にまたがると、移動しながらでもアンダースと簡単に話が出来るように荷馬車の列のすぐ後ろに移動した。フェンリスは静かに彼の馬の後ろについた。

セバスチャンはあぶみを踏んで腰を浮かせ隊列を前から後ろまで眺めた後、近くの騎乗兵に向かって頷いた。
「出発しよう」と彼は言った。男は頷き返して、列の先頭へと進むと出発の命令を発した。隊列は最初ゆっくりと、城の敷地を出て街の一角を通り抜け、街の外壁の門を出るまで並足で進んだ。それから彼らは速度を上げ、徒歩の者には早足、そして馬には速歩より少し遅いくらいの速度で進んだ。フェンリスは久しぶりの徒歩の旅を楽しんでいる自分に気付いた。確かに少し寒かったが、そのお陰で暑くなりすぎることも無く、この速度なら数時間歩いたところで何の問題も無いと判っていた。

ガンウィンはしばらくして荷馬車から飛び降りると、道の周囲をあちこち走り回っては面白そうな匂いを調べ、合間にセバスチャンとフェンリスの側に駆け戻っては、アンダースが荷馬車の中にまだ居ることを確かめていた。ハエリオニは荷馬車の中で落ち着き、大きな荷袋にゆったりともたれ掛かって通り過ぎる世界を眺めていた。

セバスチャンが言ったようにその日は寒く、そして足の下の砂利のせいもあって昼前にはフェンリスの足裏は少しばかり痛みだした。彼の足裏には再び丈夫な皮膚が張っていたが、まだかつての硬い角質層にはほど遠かった。彼は昼食のための小休止の後、セバスチャンの説得を受け入れて荷車に乗ると、アンダースの近くに腰を掛け、脚を組んで冷たくなった足先を暖めた。どうしてスタークヘイブンの方がカークウォールよりこうも寒く感じられるのかと、彼は奇妙に思った。ここはカークウォールよりずっと北になるのだから、むしろ冬でも暖かいはず*2ではないのか。ひょっとすると、カークウォールが海岸沿いにあることが何か関係するのだろうかと彼は考えていた。カークウォールでは冬でもごく希にしか雪を見た覚えが無かったが、セバスチャンはここの気候では、晴れていても雪の溶けない時期があると言っていた。あるいはここの標高と何か関係があるのかも知れない。彼は高い山頂に年中ずっと雪を頂く山々があることを知っていたし、スタークヘイブンはカークウォールよりも標高が高いようだった。彼はしばらくの間、二つの都市の気候の違いとその考えられる原因について楽しく思案し、セバスチャンとアンダースの会話は上の空で聞き流していた。彼らはアンズバーグからの避難民の増加にスタークヘイブンがどう対応したか、さらにその経験から得た知見について話し合っていた。

午後遅くになって、南東の方角、丘の頂上にそびえる建物の姿がやっと見えてきた。彼らは南へと進み続け砦を左側に通り越してから、ようやく東に向きを変えると、砦が立つ丘の下で合流している川の浅瀬を渡る道を取った。フェンリスは素足で浅瀬を渡るより荷馬車に乗っていることに決めた。徒歩の衛兵達も同様に別れて荷馬車に乗り込んだ。こんな底冷えのする日に、誰も浅瀬でブーツとレギンスを濡らしたくは無いようだった。昼過ぎから厚く垂れ込めてきた雲が余計に寒さを感じさせ、間違い無く雨が降り出しそうな気配だった。

荷馬車の速度が落ち、砦の門へと続く緩やかな坂道を北に向かって登っていった。フェンリスはアンダースの顔を横目で見た。メイジは肩越しに振り返って近付いてくる砦の姿を眺めていて、不安げな表情が顔に浮かんでいた。

もしかするとこの男もフェンリス同様、仲間のメイジ達と会うのを楽しみにしていないのだろうか。

彼は不思議に思った。


*1:”Nightshirt” これがパジャマの上着のことか、それとも膝丈の長袖シャツの事かは、作品中で両方の意味に使われているためはっきりしない。生地はリネンか、冬だとフランネルかも知れないね。ちなみにアンダースはパジャマ派のようである。

*2:テダス大陸は南半球にあるので、地図の上(北)の方が熱帯地方に近く、反対に南の方が寒くなる。そういえばどっかでアンダーフェルスをとっても寒い地方のように書いた馬鹿が居たね。えーすいません。CODEX読む限り寒そうに見えたんだけど……。不毛の地と言うだけで、むしろ砂漠気候なのかもしれない。テイントによる汚染も酷いらしい。


ちょっと余談。

この小説の原文は、割と長めの文章がカンマとセミコロン、あるいはハイフンで繋がっていくことが多いです。なるべく頭から訳しながら(だって外人は文の塊を見て後ろから読むような、受験生のようなことはしていないはずですからね)、かつ頭でっかちにならない様、主語はうーんと後ろに持ってきて動詞とくっつけています(あるいは省略)。ですが、そうするともう見るからに、
「全く忌々しい翻訳調以外の何物でもない」文章のできあがり、なのです。翻訳が下手なせいで小説の魅力を伝えられないとしたら、それは全て私の責任でありますorz

でもここんとこずーっと翻訳ばっかりしているから、もう日本語らしい書き方が判らなくなってきた。困ったな。楽しい台詞の多い章早く来ないかな。台詞は台詞で難しいけれども。
聖歌の一節とか、セバスチャンの収穫祭でのモノローグとかああいうのを、出来る限り限り元の単語の意味を残しつつ日本語らしくするのは、実に楽しいです。
“Never that, my friend”を「我が友に限って」とか訳してほくそ笑んでみたり。どうでも良いけど君たち唇歪めすぎ!眉上げすぎ!日本人の表情にそう言うの無い(あるいはニュアンスが違う)から。なんで無いんでしょうね。日本人の顔が表情に乏しい訳では無いのですが、表情を表現する語彙が少ないような気がします。

反対に英語では、擬音語がほとんど存在しないかのように見えます。DA2の中で記憶に残っているのは”clap”くらいですね。
「志願者だぞ!パチンと足枷はめてやれ、テヴィンターが連中にいくら払うか見物だな?」

翻訳で私が勝手に擬音語にしているのが”purr”と”sniff”。これはもう、「ゴロゴロ」と「クンクン(あるいはフンフン)」としか言いようがないですから。一応犬はクンクン、人(エルフか)はフンフンということにしていますが、時々間違うかも。

さて、この後はしばらくアンズバーグのメイジとテンプラーの話が続いた後、乗馬のレッスンで、Prince elfで、メイジの少女で、フェンリスが出かけた隙にゼブラン登場ですね(笑)。
あ、その前にMature指定だ。どーしよう。

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第34章 冬の旅 への2件のフィードバック

  1. EMANON のコメント:

    わーいお疲れ様です!w

    眉、眉ですねえw
    日本語だと「眉根を寄せる」とかもっと剣呑な
    状態だと「柳眉を逆立てる」とか…確かに日本人は
    顔に出さないのが美徳的というかw

    そういえば、24日になってPS3のDLCでアイテムパック2が
    出てました。まだ中身確認してないんですけど。
    ちょうどその日にドラゴンズ・ドグマをはじめてしまったのでw

    っつーかドラゴンズ・ドグマのキャラクターエディットで
    ホークとフェンリスを作って遊んでるのはここだけの話www

  2. Laffy のコメント:

    眉が無かったです(笑)>35章
    日本語版もアイテムパック2が来ましたか。良かったですね(^.^)あれ300円なら安いですよねえ。確か英語版は500円だったような。最近PS3は起動さえしてませんけど>.< ドラゴンズ・ドグマのキャラエディットって、そんな細かい所まで変えられるんですね。トレイラーを見るとなんか洋ゲーっぽいし。

    隻眼で筋肉隆々の大男から、オッドアイでエルフ耳の少女、腰が曲がった白髪ロン毛の爺さんまで幅広く作ることが可能。

    ほー。美的センスが問われるところですね。私には無理そうw

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