セバスチャンの一族

単純にメモ。逃避行動とも言う。ゼブラン…………。


CODEX:ヴェイル一族

ヴェイル一族が権力を握る前は、スタークヘイブンは数多くの取るに足らない豪族の長が次々と支配権を取り合っていた。多少は本物の下級貴族もいたものの、ほとんどは夜盗の群れよりはマシという程度だった。

うち続く周囲の国々からのスタークヘイブンに対する襲撃と戦闘に耐えかねて、元のヴェイル卿(Lord Vael)は、スタークヘイブン王を僭称する身分卑しき生まれのアイアンフィスト王に対して、平和裏な抗議活動を組織した。数百人を越えるスタークヘイブンで最も高名な市民達が10日間に渡ってチャントリーの階段上で昼も夜も断食を行い、その人々は日に日に数を増していった。
この敬虔なる行いの前に、彼の戦士達が群れをなして逃亡するのを見たアイアンフィストは彼の剣をテンプラーに引き渡すと、スタークヘイブンを永遠に去った。

感謝の印として、スタークヘイブンの人々はヴェイル卿に王位に就くことを懇願したが、しかしながら彼はその称号は身に余る、として拒否した。代わりに彼はスタークヘイブン大公と名乗り、それ以後ヴェイル家がスタークヘイブンを統治することとなった。彼らは敬虔な一族で有り、少なくとも各世代一人の娘か息子をチャントリーの聖職者として捧げている。


セバちゃんの父親(上の抗議活動を組織した祖先から数えて六代目に当たる。そーいえば名前出て来ないな、まあどうでも良いけど)には子供が三人居て、末息子がセバちゃん。

父親と兄息子二人、おそらくはその配偶者と子供も皆殺害されたため、世襲による大公位はセバちゃんの物となるはずであったが、遠くカークウォールの教会に聖職者として仕える身であり、とか何とか、有力な貴族のハリマン一家が理由を付けて遠縁のゴレン・ヴェイルの大公即位を後押しした。

この場合は、セバちゃんは「ゴレンによる大公位の簒奪」(usurpation)というが、ゴレン側は正当な継承(succession)と言ったことだろう。

ところで何故ハリマン一家がカークウォールに居るのかは不明。スタークヘイブンの貴族じゃないの?ハリマン卿はメーレンの、「デネリムに援助物資を送ろうとする貴族を殺せ」というクエスト(Loose End)で登場するが、カークウォールでも「婚姻を通じて、街の半分はやつの味方だ」という位の、かなりの有力者らしい。

あっ!!そうだよ、Act1の時点でまだ生きてるよハリマン卿。
フローラの台詞だとなんか母親のレディ・ハリマンがみんな悪い、みたいなことになっているけど、セバ一家殺害時には父親のハリマン卿もまだ生きてる。家内取締不行届にも程があるだろう……。

アンダース「怖れるべきなのはディーモンで、メイジじゃないよ!」
はいはい。

ホークが殺さない場合でも、Act2でRepentanceやる前に「ハリマン卿は晩年は奇矯な行動が目立ち、数年前に死亡」とセバちゃんの台詞にあるが、これはフローラの日記にもあるように妻に力を貸す代価としてディザイア・ディーモンに支配されたため。その奥さんが、クエスト:Repentanceで登場するあの凶悪なブラッド・メイジ、レディ・ハリマンで、セバちゃんの母親とは長年の友人だった。その娘のフローラもセバちゃんとは旧知の仲らしい。

まあ同じフリーマーチズの中なので、領土はスタークヘイブン内にあっても私邸はカークウォールにあると言うことだろう。セバちゃんも子供の頃から何度もそこの館には遊びに来ていたと言うから、あるいはそれこそリアンドラ・アメルあたりとは顔なじみだったかも知れないね。ご近所だし。

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