市庁舎前での騒ぎから数日が過ぎた。新聞は結局ギャロウズでの捜索では何も見つからなかった事を、警察の無能をからかう調子で書き立て、そして次第に記事の扱いは小さくなっていった。
まだ寒さの厳しいある朝、フェンリスが大きな段ボール箱を抱えて仕事場に入ってきた。ホースはそれに大いに興味を示し、フェンリスがその箱を床に置くやいなや側に座って、彼の顔と箱を交互にじっと見つめた。
「一体何を持ってきたんだ?」と俺は尋ねた。
「君の物ではなかったのか?」とフェンリスが答えた。
「ここの階段の下に置いてあったぞ」
「メイカーズ・ブレス、まさか赤ん坊じゃないだろうな?」
俺は立ち上がると、上蓋を閉じていた厚紙を取ってふたを開けた。
猫が一匹、箱の中にうずくまっていた。黒地に白い縞の入った猫だった。猫は伸びをすると箱から飛び出し、ホースはますます大喜びした。俺はマバリが猫に正しい作法で挨拶――つまり濡れた鼻先を押しつけて臭いを嗅ぐ――をする前にと、猫を捕まえて抱き上げた。鼻を引っかかれでもしたら大変だ。
「俺に猫を押しつけようってのは一体誰だ?」
「多分アンダースが、君の家にマバリ犬が居ることを忘れでもしたのだろう」とフェンリスが肩を竦めた。
俺は顔をしかめた。
「おい、これはアンダースの飼ってる猫だ」と、俺はこの前診療所に行った時のことを思い出して言った。
「これはプァーシヴァルだ。彼は他の子猫はみんな他所にやっちまったが、こいつだけは残していたのに。何だって今になって、俺の所に?」
「さあな」とフェンリスが言うと、猫を抱えた俺の脇の下から新聞を取り上げて広げた。
「何か変わったことは?」
「いや。なあ、この猫は返さなきゃあならん。ここで猫は飼えない」と俺は問いかけるようにフェンリスを見た。彼は小さく頷いた。
俺達はプァーシヴァルを箱に戻すと、ダークタウンへと向かった。診療所のランタンは消え、扉は閉まっていた。
「ふーむ」俺は扉に手を当てて、窓から中を覗き込んだ。
「真っ暗だ。出かけてるのかな?」
「鍵は開いてるぞ」とフェンリスが言った。
「変だな。いつもアンダースはきっちりと閉めていくのに。医薬用アルコールを盗み出すやつが居るからって」
俺はプァーシヴァルの箱を下に置いた。彼は即座に飛び出して、嬉しげに診療所の中へ入っていった。俺達は暗い部屋の中、猫の尻尾の後を付いていった。
アンダースは居なかった。
というより、診療所は空っぽだった。棚はほとんど空で、診療器具も食料も薬も、何も無かった。
「あるいは、彼は出て行ったのだろう」とフェンリスが言った。
「カークウォールにうんざりして、どこか別の街へ行くことにしたのだろうな」
彼はこれっぽっちも残念そうな様子を見せず、そう続けた。
「かも知れない、だけどどうして俺にさよならも言わずに?」
俺は彼が調剤室として使っていた奥の部屋の扉を開けた。尿瓶と何かが腐った臭いの混じったような臭いが、俺の鼻を付いた。
「強烈だな。一体全体彼はここで何をしていたんだ?」
部屋の隅には空っぽの瓶と樽と麻袋がいくつも置かれ、黒や黄色や、色々な色の薬品が床にこぼれていた。臭いはそこから漂っているようだった。
「腐った卵みたいな臭いだ」と俺は鼻をつまんで部屋の扉を閉じた。
「それと腐った小便と」
フェンリスは顔をしかめ、疑わしげに目を細めた。
「この臭いには心当たりがある」と彼は言った。
「やつが何を企んでいるか、俺には判る」
「ヴァリック!」
「よう、おはよう――」
「電話を貸してくれ。今すぐ。フェンリス、俺がアヴェリンに電話する間、ヴァリックに説明してやってくれ」
「恐れ入ります、ご伝言を承りましょうか?」
クナリが出て行ってからというもの、勤務中のアヴェリンを捕まえるのはますます難しくなっていた。とにかく、俺は彼女の秘書にヴァリックの店の電話番号を伝えて、至急連絡してくれるように頼み、あとは幸運を祈るしか無かった。
「それで、アンダースはどこに居るんだ?」とヴァリックが聞いた。
「判らん。どこだと思う、フェンリス?」
「ギャロウズではないのか?」
俺は頭を振った。
「メイジが大勢居るんだ、あそこには。それに手軽に行く方法もない」
フェンリスと俺は顔を見合わせた。
「市庁舎だ!」と俺達は口を揃えて叫んだ。
「ヴァリック、ここに居てくれ。アヴェリンから電話が掛かって来るはずだ」
「お前さん達はどうする?」と彼が尋ねた。
俺はヴァリックの顔を見つめた。
「判らん。だけど時間を無駄には出来ない」
フェンリスの言う、アンダースの計画と思われる行動を、俺はまだ信じられずにいた。爆薬?しかも大量の?一体全体、彼はどうとち狂っちまったんだ。俺は彼との最近の会話を思い出して、もし俺が何かしていたら、彼を思いとどまらせることが出来ただろうかと考えていた。
「導火線に火を付ける前に、彼が正気に戻ってくれれば良いんだが」
上町行きのケーブルカーに飛び乗りながら、俺はそう言った。
「俺なら、そちらには賭けない」と彼はむっつりと答えた。
ケーブルカーは気が狂うほどのろのろとした速度で、上町に向かって登っていった。乗客があらゆる角で乗り降りするたびに俺は呪いの言葉を呟き、客の頭の向こうの地平線に煙が出ていないかと見つめた。
俺達が上町の中央広場で飛び降りた時、地平線も市庁舎もまだ無事だった。俺はひょっとして俺達が勘違いしたのかと思った。アンダースは別の所で別のことをしているのかも知れない。
「あそこだ!」とフェンリスが指さした。
アンダースが大広場で木箱の上に立ち、パンフレットを通りがかりの人々に配って、時折何かを頼むように礼をしては彼らに話しかけていた。彼の周りには興味を持った様子の人々が、パンフを手にゆっくりと集まりかけていた。
俺は安堵の溜息を付いた。
「やれやれ、パンフレットを配ってる位なら、どうってことは無いな」
それでも、彼を落ち着かせて一体何をしようとしていたのか聞き出した方が良さそうだった。俺とフェンリスは早足でコンクリート張りの広場を横切りアンダースの方へ向かった。彼が俺達の顔を見た瞬間、アンダースの顔は紙のように白くなった。
「駄目だ」と彼は頭を振った。
「トリップ、どうして君が。君はここに居ちゃいけない。行ってくれ、頼む。何も聞かないで、行ってくれ。後で判る」
「やつはもう火を付けた」とフェンリスが言った。
「トリップ、待て!」
俺は待たなかった。俺は群衆を肩で突き飛ばし、歯を剥き出してアンダースに駆け寄った。
「くそったれ、アンダース!」
俺は木箱の上に飛び乗ると彼のみぞおちに拳を叩き込んだ。フェンリス・ブランドの、イカレたメイジを叩きのめす処方箋だ。アンダースの肺から息が吹き出す音と、小さな呻き声が聞こえて、彼は足下に崩れ落ちた。俺は構わず駆けだした。
「フェンリス、彼をどこか安全な場所に連れて行け」と俺は肩越しにフェンリスに向かって叫ぶと、走り続けた。
「冗談ではない!」
フェンリスはアンダースの方に振り返りもせず、俺の後を追ってきた。
「来るんじゃない」と俺は言った。
「危険だ、君は――」
彼は市庁舎の階段の手前で俺に追いついた。
「もし危険があるのなら、君を一人で行かせはしない」と彼は言った。
俺は反論せず、更に足を速めた。
俺達は護衛とドアマンが慌てて押し止めようとするのを無視して、正面玄関から市庁舎に駆け込んだ。
「みんな、逃げろ!」と俺は大声で叫んだ。
「爆弾だ!」
机という机から頭が上がり、列の端の方に立っていた警官がこちらに歩み寄る姿が見えた。
フェンリスは彼のリボルバーを抜くと、天井に向けて発射した。
「出て行け!」と彼は叫んだ。俺達は警官を避けて二手に分かれた。人々はようやく立ち上がり、のろのろと動き出していたが、階から階へと知らせが伝わるには後数分はかかるだろう。
「なんだ、一体誰の許可を得てここへ――」
俺は高い木のカウンターを飛び越え、逃げ惑う事務職員やコートとバッグを取りに行こうと急ぐタイピストの女性を押しのけて走った。フェンリスはまだ人混みの頭上に銃を振り上げていたが、もう一発撃とうとする様子は無かった。
俺は事務員か誰かの肩を掴んだ。
「裏口から入れる、倉庫か物置。どこだ?」
彼は階段の下を指さした。俺は彼を玄関に向かって突き飛ばし、彼が指さした方向へと走った。
「トリップ!」とフェンリスが叫ぶ声。
「連中は避難している!俺達も逃げないと」
「君は逃げろ!」と俺は叫び返しながら、地下へ続くドアを蹴り飛ばして開けた。確かに、何か焦げる臭いを嗅いだような気がした。
アンダースは通用口を使ったに違いない。一体彼がどうやったのかは、メイカーのみぞ知るというやつだが、地下組織の連中が手を貸したんだろう。
その部屋の扉を俺が蹴りとばして開けると、導火線がシューシューと微かな音を立てて燃えていた。もうたっぷり一時間以上は燃えていたんだろう、床一面に円を描く灰の跡が残っていた。そして今まさに、俺の眼の前で、最後の一インチが燃え尽きようとしていた。
俺は何も考えなかった。ただ行動した。俺は両手を広げてその黒ずんだ、圧縮された力をため込んで膨れあがった樽に飛びかかった。そしてその瞬間、火薬に火が付いた。
俺の力は一瞬のうちに底を突き、俺は放り出されたポテトの袋みたいに膝から床に倒れ込んだ。俺の広げた両腕の内側で、爆発する火薬の圧倒的な力が俺の力とぶつかった。一体どうやってこれを止めればいい?俺はどうすることも出来ず、ただ樽の留め金がゆっくりと弾け飛び、樽の側板が曲がり、割れ、その後ろから太陽のような強烈な輝きが現れるのを、ただ見ていた。
割れるような叫び声が聞こえた。いや、俺の声だったろうか?それと俺の指が全部手の平の付け根から飛んでいった様な、奇妙な感覚。
痛みは感じなかった。
爆発を押しとどめようとする俺の力が引き裂かれるのと同じように、俺の意識は大きく引き延ばされ、広がり、どんどん希薄になった。俺には無理だったんだ。握った拳から水が噴き出すように、ゆっくりと樽が震え、膨れあがり、その熱が俺の髪をちりちりと焦がす音が聞こえた。
もう駄目だ。俺の力では足りなかった。無理な話だったんだ。
そんなことはない。他にもまだ、出来ることがあるだろう?
いいや。俺はやらない。例えこのためでも。アボミネーションになるくらいなら、死んだ方がマシだ。
アボミネーション?そんなことになるわけがない。お前なら出来る。お前なら、支配出来る。
いいや、駄目だ。何も見えない。真っ暗だ。それとも、目がやられたのか?それとも、俺はまぶしくて目を閉じたのか?だとしたら、俺はどうやったら目を開けられるのか、思い出せなかった。
フェンリスがまだここに居るぞ。
ああメイカー。彼を助けなきゃ。ごめん、ごめんよ、父さん。
俺の意識は果てしなく広がり――
そして引き戻された。
まるで誰かが、俺の喉に水を流し込んでいるようだった。いや、水じゃなかった。リリウムだ。涼しく、清らかに澄んだ冷たいリリウム。まるで尽きることのないポーションを飲んでいるように。俺はただそれが流れ込むに任せて、その生の、弾ける力を、爆発を樽の中に押さえ込む球として形作ることに集中した。ひどくきつい仕事だったが、リリウムの流れは止まらず、俺は全速力で走り続けた。
ようやく、俺はどうやって目を開けたらいいかを思い出した。
俺の眼に飛び込んできたのは、銀色の雲だった。とても綺麗だった。雲の縁に青い光が見えた。俺は瞬きの仕方も、思い出した。
目の焦点が合った。
フェンリス。
彼は両手で俺の首筋を抱き、彼の唇が俺に押し当てられていた。彼の顔は突き刺す痛みを耐えるかのように歪み、彼の皮膚に刻まれた、全ての線が脈打ちながら輝いて、彼のリリウムを俺に注ぎ込んでいた。
3つの樽の中には、何ポンドの火薬が詰まっていたんだろうか?
俺は200まで数えたと思う。それから、世界が暗転した。
まるで線路の上で押しつぶされ、ぺったりと広がった銅貨の気分だった。俺はベッドの中で、仰向けに寝ていた。俺のベッドではなかったが、暖かく居心地が良かった。ずっとここに居られれば良いのに。今は一体何時だろうか?今日は一体何日だろうか?
何かが熱くほてった俺の額にひっついていた。ぺったりと、冷たい物。タコかな?
俺はそれを調べるように俺の手に命じてみた。驚いたことに手が動き、タコを掴んで持ち上げた。いや、タコじゃなくて、濡れタオルだった。何も特別な所は無く、V.T.のイニシャルが刺繍されても居なかった。
ヴァリック。何かつい近頃、何か重要なことで彼に会ったような気がするぞ。ここに一日中横になっているわけには行かなかった。昼間だったら、起きて会いに行かないと。時計を見つけろ、トリップ、それからカレンダーだ。
ベッドの上に座り直すと、頭から血が引いて回転数が上がった。
ここはフェンリスの部屋だった。
部屋の様子で判ったと言うより、フェンリス自身が椅子を俺の寝ているベッドのすぐ側に寄せて座ったまま、ぐっすりと寝入っているのを見つけたからだった。彼の隣のテーブルには、一杯の水差しとコップと、ほとんど燃え尽きようとしているランプがあった。
フェンリスは奇妙に安らかな表情をしていた。それから、俺は彼の寝顔を見たのは、これが初めてだと言うことに気が付いた。眠った彼の顔は、ずっと若々しく穏やかだった。
俺の胸が、ずきりと突き刺すように痛んだ。
俺は小さく溜息をついた。もし彼がまだ寝ているんなら、まだ表は暗いだろう。
彼は俺の立てた音を聞いたに違いない。やがてパチリと彼のまぶたが開いた。
「んん、トリップ?目が覚めたのか?」
「ああ」
彼は俺の顔に焦点を合わせるまで、幾度か瞬きを繰り返した。
「君が死ぬのかと思った。もう二度と目覚めないのでは無いかと。ダナリアスでさえ、あれほどの力を使ったことはなかった」
ああ、そうだ、思い出した。あのキス。
「まさかダナリアスも同じことをやったのか?」と俺は恐る恐る聞いてみた。
フェンリスは頭を振った。
「いいや。俺が君に流し込んだ。ダナリアスは単に手を伸ばして奪っていった。俺から剥ぎ取った」
「痛そうだな」
「ああ。いつものことだった。水が欲しいか?」
「頼む」
俺はフェンリスが渡した水差しの口から直接飲み、半分方飲み干してから、また彼に手渡した。
「俺はほとんど諦める所だった」と俺は告白した。思い出した以上、誰かに言わずには居られなかった。
「俺は負けた。爆発を止めるだけの力が俺には無かった。だけど、もしそうしなかったら君を爆発に巻き込んでいただろう。ほんの一瞬だが、フェンリス、俺は――」
「誰も完璧ではないな」とフェンリスが微かな笑みを唇に浮かべて言った。
俺も彼に向けて微笑んだ。
「それが世の真実ってものだな」
俺達はしばらく黙ったまま座っていた。
「フェンリス、どうして俺の後に付いてのこのこと降りてきた?あれが自殺行為だと言うことくらいは、君にも判ったはずだ」
フェンリスは俯いて溜息を付くと、しばらく手をじっと見ていた。
「君の居ない世界で、生きていくことを考えた。俺は、その考えに耐えられなかった」と彼はようやく言うと、ちらりと俺を見上げて、また視線を落とした。
「俺は本当に愚かだった。君も似たようなものだ、だが俺は、一度は手に握ったものを、放り出してしまった」
「何故だ、フェンリス?どうして君は逃げ続けた?」
「君に憎んで欲しかった。俺の、ありのままの姿を見て貰いたかった。手遅れの、望みのない俺の姿を。その方が良いと俺は思った。そうすれば傷つくのは俺だけだ。だが君を巻き込めば、君を傷つけてしまう。それは単に時間の問題だった」
「記憶が戻ったと言っていたな」
彼は椅子の中で身じろぎをした。
「正確には違う。俺がかつて味わった事柄の、感覚だけだ。誰かが俺の側に居た、その感覚。それに俺は怯えた。俺は、臆病者だった」
彼は小さく肩を竦めた。
「それで俺は逃げた。逃げ続けた。君に説明するより、背を向ける方が容易かった。あるいは、俺はそう思った。だがあのとき、君が明らかに自殺行為を取った時、君を失うことを考えた。君の居ない世界で生きていくのは、耐えられなかった」
彼は俺の顔を見つめた。
「そういうことだ」
彼は、まるで何かを待っているかのようだった。
「言ってくれ、フェンリス」と俺は言った。
「全部ぶちまけろ、きっと楽になるぞ」
「俺を、許してくれるか?君の所へ戻っても良いか?」
俺は大きく口を開けて笑った。
「ああ、もちろん」
俺は手を伸ばして彼の手を取った。二人とも、少し驚いて互いの手を見つめた。俺は力を使い果たし、彼はリリウムを消耗していた。彼の手の線はまるでただの白ペンキで描かれたようで、僅かにざらついた温かな感触だけが感じられた。
そしてもちろん、俺はこみ上げてくる喜びに圧倒されていた。
ぬおおおおクライマックスゥゥ!(そうなのか
しかしホークさん、200まで数えられるって結構余裕じゃね?
とか思ったんですがどうなんだ。そんでもってアンダース
どこ行ったんだw
EMANONさま、コメントありがとうございます(^.^)
うひょひょひょ。割と控えめにクライマックス。
「リザーバーが底をついた」という書き方なんで、一回に出せる魔法の量を超えたという
ことかなーとか。んでフェンリスが補給してくれたから、そのまま全力でぶん廻した。
生体バッテリーと生体エンジンw
なるほどフェンリス=エネループ説。
>>なるほどフェンリス=エネループ説。
このコメを見た時ちょうど元三洋本社横(守口市の方)を走っていたというww
だけど充電は出来ないよねえ?出来てることにしてるけど。
それともアレか、フェンリスはリリウムを飲んだら蓄積する特殊体質なのか。